「GLP ALFALINK相模原 全体竣工　メディア見学会」に参加。
以下、取材記事です。

「GLP ALFALINK 相模原」は、2019年に発表された大型物流施設で、"Open Hub"のコンセプトを基に、物流業界の問題解決と地域との共生を目指しています。この度「GLP ALFALINK 相模原 2」の竣工が公表されました。これにより、全4棟からなるALFALINKプロジェクトの完成を迎えました。

全棟完成したことによる総延床面積は675,136.43㎡で、全棟一体ですでに満床となっています。
施設の特徴としては、倉庫エリアの防火区画を全てシャッターとし、レイアウトや動線、マテハン設備の導入に対して高いフレキシビリティを確保。
また、2024年問題に向けて、従業員の不在時にも荷物の積み降ろしができる置き配バースを導入。
さらに、各事務所スペースのドアには非接触ドアを導入し、顔認証による入館システムを導入するなど、高いセキュリティレベルも確保。
建物は免震構造となっており、「止まらない物流」を目指している。

地域共生として、日々の防火・防災・交通安全対策にも共に取り組み、災害訓練や地域の小学生を対象とした交通安全教室をカスタマーと共同開催も行っている。
この日も、小学生が見学に来ていました。
　施設専用アプリは、施設への入館やレストランでの注文・支払いを効率的にするほか、マルチコートの予約が可能。当アプリダウンロード数は約15,000ダウンロードで、施設で働く従業員の方々のほか、地域住民の誰もが利用できる。

【防災対策の取組】
相模原市（市長：本村 賢太郎）は、SGホールディングスグループの一員である佐川急便株式会社（京都市南区本社、代表取締役社長：本村 正秀）、そして西濃運輸株式会社（岐阜県大垣市本社、取締役社長：小寺 康久）と共同で、災害発生時の迅速な救援物資配送を目指し、「救援物資の受入れと配送、および救援物資受入れ拠点設置等に関する協定」を締結。この協定は、「相模原市、佐川急便、日本GLP」および「相模原市、西濃運輸、日本GLP」の各3者間で結ばれ、四者合同の救援物資配送訓練も実施されている。

また、サプライチェーンが寸断されるリスクに対応するためのBCP（事業継続計画）対策として、災害時に電力が停止した場合でも、専用車両で燃料を配送し、非常用発電機を72時間稼働させる燃料配送サービスを提供。これにより、ライフラインの維持と速やかな復旧を支援する。

■施設概要
施設名：「GLP ALFALINK相模原2」
所在地：神奈川県相模原市中央区田名字白雨台3532-15
敷地面積：38,751.93㎡
延床面積：90,470.59㎡
構造：地上6階建て、免震・PC造
着工：2021年11月
竣工：2023年5月末
認証取得：LEEDゴールド認証（予定）、ZEB認証取得済み